マンメンミ

ダンサー・イン・ザ・ダークのマンメンミのレビュー・感想・評価

3.7
鬱映画と有名な本作。
一度観ただけでお腹いっぱい、また観たいとは思わないないけれど名作とされている理由がよく分かる作品でした。
目の悪い主人公がどんどん悪い方向に転がり落ちていく過程を見せられるのは胸が苦しいものでした。
今作での歌は主人公の妄想となりますが、妄想と現実への移行がとても自然で素晴らしかったです。
劇中の曲はほぼマイナー調の曲であったのも新鮮で、あんなに悲しい「マイフェイバリットシングス」は初めて聴きました。
ミュージカルの舞台が大好きだった主人公の最期は構成を最高に活かしたものでしたが、気分は最低になりました。
暗い気分になった作品ですが、その中で工場の機械音を音楽として踊り出すシーンは印象的でした。
ミュージカルというとほとんど歌っているイメージですが本作はドラマパートがほとんどで、ミュージカルが苦手な私も観易かったです。
冒頭に部屋でダンスの練習をするシーンでメトロノームに合わせていたのを見て、ダンスも音楽の練習も一緒なんだと思いました。