いま、ものすごく気分が重い。
胸糞映画、後味が悪い映画と言われているこの作品を意を決して見終わったところだから。
普段はあまり予備知識など入れないで鑑賞する方なのだが、
この作品はずっと気にはなっていたのだがずるずると引きずり
本日やっと鑑賞。
やはり後味が悪いと容易に予測できる作品を鑑賞するのはあまり気分のいいものではない。
普段ミュージカル映画は鑑賞しないので、突然カットインしてくるミュージカルシーンには違和感を感じるが、ビョーク演じるセルマの妄想のこのシーンの唄とダンスでの笑顔とダンスに魅入られるのだが、
ミュージカルシーンの後には悪いほうへドンドン進んでいくストーリーに
目が離せないままに最後まで一気に。
息子ジーンに遺伝した失明の恐れの解決の為に、コツコツとお金を貯めるセルマ。
治療の際に影響がないようにと息子に内緒にしていたこと。
お互いの秘密を告白しあったビルにお金を取られてしまうが、
最後までビルの秘密を守るセルマの姿勢に不器用さと純粋さと何か気高さのようなものを感じてしまった。そのために自分の命が無くなってしまったとしても。
最後の執行のシーン、直前にジーンの目の手術が成功したことを知ることができたのはせめてもの救いだったのではないかな。
