「ウルトラマン」にヒントを与えたかも知れないSF、ファンタジー色の風刺喜劇でペーソス溢れた坪島孝監督の傑作。谷啓の「イヤダイヤダと云ったのに」のコミックソングが最高に良く、とぼけたキャラが生かされて彼の代表作とした。ヒロイン星由里子のシリアスな演技も褒められて良いし、日活からの野川由美子もお色気たっぷり、私のご贔屓高橋紀子が芸者で少し出ていた。植木等は二役の活躍で、総理気取りの精神病患者が国会で大暴れは痛快。藤田まことの偵察員も好演だが、谷と少年吉田次昭との綿菓子のエピソードは感動的で、地球に帰還しての星との再会は実に切ない。