クレージーだよ奇想天外の作品情報・感想・評価

「クレージーだよ奇想天外」に投稿された感想・評価

田中元

田中元の感想・評価

3.8
後半で植木等が出てくるところの楽しさ倍増感がすごいが、ちょっと切ないラストの爽やかさも凄まじい。好みの問題だけど2人のヒロインは星由里子の方が美人だが野川由美子の方がかわいい。
さやか

さやかの感想・評価

4.2
無責任シリーズやクレージーシリーズを初めから観ていると、いくら達者とはいえ植木等の芸にもだんだん飽きが来る。
これはホッと一息、谷啓が主演のレアな一本。とにかくストーリーは最高。

戦争に明け暮れる地球を心配する遊星アルファの宇宙人が、戦争放棄を憲法で謳う日本という国に仲間を1人派遣する。やって来たのが谷啓演じるドジな宇宙人って筋です。面白いな~この映画😂

ドタバタ喜劇に仕上げながらも、政府批判などチクチク入ってて正に大衆娯楽の王道。

傑作なのは、谷啓の働きぶりをちょいちょい偵察に来る仲間の宇宙人、藤田まこと。宇宙人なのに大阪弁(笑)。そしてやっぱり谷啓がメインじゃちょっと弱いかな~と誰もが思い始める頃に、ゲスト出演みたいに植木等が登場して、おバカな演説、大爆笑‼️

大いに笑って、そしてラストで谷啓が下す決断にホロリとさせられる、隠れた名作です。

当時これが若大将と併映だなんて!素晴らしい時代‼️
umihayato

umihayatoの感想・評価

5.0
地球の戦争のせいで宇宙にまで迷惑が来るようでは困るから、地球に行って平和を守れ!
とのことで軍隊も戦争もない日本に来た谷啓を通して、人間社会がいかにクレイジーで奇想天外かが描かれる。

ラストに出てくる国会での植木等演じるエセ総理の起こす騒動が最高。
起きろ!国会内暴動!
大規模デモ!

内田裕也若いっ!!
レトロフューチャーすぎるTV台
クレイジーシリーズはやっぱ歌が良いよね

最近よくこういう映画に当たるな〜


大企業システム
選挙システム
政権との癒着
軍備
出世システム
男女のモヤモヤ
子供の進路
ストリップ


高度経済成長の中で、土木や機械産業の活躍が大きなお金を産んだのは想像に難しくない。
その金がなければ日本は回らないのだから、癒着した政治家の当選や打ち出す法案にも大きく影響を及ぼしてきただろう。
昨今日本も景気の落ち込みからこれら産業の利権にありつこうとオリンピックだなんだと都市開発を色々やっているが最早世界で日本の技術は最高に遅れていて、独自の魅力を打ち出せてもいないので、世界から爆発的に観光客も殺到しないし、賄賂まで。
上で金は使い切られ、下には降りてこない。
愚かである。
世界中や自衛隊の軍備や戦闘行為も、ただただ先に挙げた大企業とそれと繋がる兵器製造業の利権を常に回す為にあるということもよく分かる映画であった。
気を抜くとすぐ戦争という最大利権にありつこうとする。
そういう輩達にとっての貧困脱出と経済回復は、子供や新しい年代への未知なる希望への先行投資ではなく、さきの戦争行為によって自分とは関係ない遠くの国で多大な犠牲を出しながらも武器輸出等で私腹を肥した成功体験に他ならない。
怖い話だ。
何が笑えるかってこの映画で起きてる事がまんま今の政界に当てはめられる事。
それを激しく皮肉り批判した素晴らしい平和に向けた傑作であった。
mingo

mingoの感想・評価

3.5
実家近くにあり小学生の毎週のように行ってた「横浜ドリームランド」がラストシーンで思わず泣けた。たしか踊る大捜査線1でもロケ地になってたはず、、ボブスレーていうちっちいジェットコースター狂ったように乗ってたし部屋がぐるぐる回転し前と後ろに移動するだけの子供騙しのビックリハウス好きだった、アトラクション思い出すだけで泣ける。あんな80年代もう帰ってこないのね、それはそうと谷啓主演の本作だが、谷啓は植木等の陰に霞んでる印象があるがとんでもない大林宣彦の自伝的傑作「マヌケ先生」も彼じゃなかったら成り立たなかった傑作だし、ガチョーンで時間を止めて好き放題する谷啓はファンタジー映画にこそ映える。そしてウンコを我慢するロックスターは内田裕也に宇宙人役の藤田まことが濃すぎた。
そこまで面白くなかった。やっぱりクレイジーの映画は植木等の気楽な男のストーリーが面白い。
り

りの感想・評価

4.0
遊星アルファのチープな感じ!たまらん!

バカバカしいというかまさに奇想天外な台詞の中に、たまに「自衛隊は憲法違反」とかそういう政治的な要素が入ってくるの印象的。
地球の平和を守れ!っていう超アバウトなスタートダッシュから、最後は平和憲法とか核爆弾とかかなり具体的に描かれていくのも面白い。
COTTON CANDY MOVIE。
谷啓が、超能力で綿あめを生み出す光景の素晴らしさ。あまりにもカメラに近い綿あめが画面を覆う。綿あめで白血病が治る。
まーぼ

まーぼの感想・評価

5.0
おもしろかった〜。
パーティで女の子に話しかけるには、の、要素が多すぎる部分を5倍くらいにした感じ。なにがなんやら。要素のデパート。
この映画のタイトルどうしよ、ってなったら、要素ありすぎて選べない。だから奇想天外、にしたのかな?ってくらい。
すげーわ。
浮き草

浮き草の感想・評価

4.4
かわいい、この頃の女はみんなかわいい。  …笑 

男性役者陣はコメディアンオールスター。歌もうまいし芸達者。真っ直ぐなハートウォーミング。

奇想天外なのに、同時代の政権、世界情勢を真っ向から批判するような、硬派な社会派になっている。

そこへなぜか裕也さん 笑

宇宙は広いよ、心も広いよ。
mitakosama

mitakosamaの感想・評価

3.6
クレイジーシリーズの中で珍しい谷啓が主役の映画。空想天国・奇々怪界といい谷啓主演はファンダジーに溢れてる。人当たりの良さそうな谷啓によく似合うハートウォーミングな話。

宇宙のどこかの平和な星、遊星αでバカンス中のM7(谷啓)。長官(植木等)の命令で戦争をやめさせるために地球に派遣される。
鈴木太郎として大会社に入社するが、その会社が自衛隊に降ろす弾薬も生産している。
そして、宇宙人ゆえか「女」という動物を知らない。行為を寄せる女性にもトンチンカンな受け答えをして面白い。また他の人には見えないα星の上司08(藤田まこと)との掛け合いも楽しい。

会社をクビになるが、たまたま知りあったバンドマンに関わる。これが若かりし内田裕也だよ!わりと演技派で3枚目のロック歌手を演じてる。言葉を逆さにする業界用語を連発し、下剤を飲んでライブ中モジモジして歌う。今のヘンクツなジジイの印象がまるで無い。

ヒョンなことから鈴木太郎が歌手デビューしてヒット。更に以前クビになった会社に呼び出され選挙に出て当選。
だが実は平和憲法を通すと見せかけ、自社に新型爆弾の生産依頼がいく法案だった。

この後更にはちゃめちゃになるが、有名なボロッボロの車でのカーチェイス。銃で撃たれるたびに車が壊れていく。最後はハンドルを握った谷啓が足で走っている、という絵に描いたようなナンセンスギャグ。

クレイジー監督の2大巨頭の一人、坪島孝ならではの緻密な映画に仕上がってる
古澤憲吾の、クレイジーの世界観に合った勢いに任せた作風とは違うが、ウィット溢れて非常に素晴らしい。坪島映画の真骨頂では。
政治・社会風刺のアイロニー満ちており、シニカルな笑いとセンチメンタルな人情に溢れた良質なコメディ。
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