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おおかみこどもの雨と雪のTWOGのレビュー・感想・評価

おおかみこどもの雨と雪(2012年製作の映画)
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この映画に対して「お涙頂戴である」と感じるのは、人間、家族をよく見ていない(彼らの感情の想像をあまりしない)人なのかなと思ったりする。
泣くは泣くんだけど、この映画を一言で表す言葉としてお涙頂戴はちょっと表面的すぎない?と思ってしまう。

花はあまりにも偉大で理想的な母親像ではあるけど、そんな母親のもとからも子供たちはいつか家を出て、自立していってしまう虚しさとか喜びとか寂しさみたいないろんな感情を見せられる。細田守監督はその虚しさをより強めに表している感じがしている。
雨が山へ出て行くシーンの、花の「私まだあなたに何もしてあげられてない」は何度見ても泣いてしまう。親ってきっとそう思ってしまうものなんだろうな。と。

雨と雪についても思うことが色々あるので書きたい。
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