ゾロ

アレキサンダーのゾロのレビュー・感想・評価

アレキサンダー(2004年製作の映画)
3.5
映画で学ぶ世界史⑦
古代ギリシア

紀元前356年~紀元前323年
アレキサンダー大王の物語

今から2300年前の偉大な英雄の
伝説は様々な記録が残っている

東征には、戦士以外にも
記者、医者、哲学者、歴史学者
通訳、鍛冶職人、技術者など
様々な人がいたらしく
アレキサンダー大王の思考が興味深い

捏造された伝説も多いのだろうけど
少年ジャンプのような
主人公像は魅力的過ぎる!!!

止まらない東征に関しては、
純粋に戦い大好き♪
 戦闘民族”孫悟〇”を連想する一方
大王で有り続けるには
”戦いに勝つ”事だったのかもしれない


173分の大作だが
伝説だらけのアレキサンダー大王を
語るには、時間が足りな過ぎる

結果、幼少期は、偉大な先人と母、
切磋琢磨した幼馴染、愛馬との伝説など
丁寧に描かれていたように感じたが
東征開始後は、ハイライトのみの為
歴史を知らんと意味が解らないかな?


偉大な父 フィリッポス二世
偉大な哲学者 アリストテレス

二人が師事であった事が
本当に多大な影響を与えたのだろう
さらに、幼馴染も一緒に学んだ事が
戦いの場での阿吽の呼吸につながり
ダレイオス三世の討伐までだが
「皆まで言うな」の関係だったと思う

だからこそ、平定先のペルシアの地での
文化の迎合による統治や政略結婚は
費用対効果は抜群のはずだが、
段々と蟠りが生まれたのだろう

そして、大王が見ていた未来は
幼馴染や戦友と少しづつズレていく・・


本作の戦闘は、ガウガメラの戦いと
インド王ポロスとの激闘がメイン

グラニコスやイッソスの戦いの
エピソードが無茶苦茶面白いので
映像で観たかった


結局、面白エピソードが多すぎるから
まとめようがないんだろうなーという結論

戦闘シーン
大王のサブエピソード
大王のカリスマ
幼馴染との絆
権威と共に変わる絆と確執
平定先の統治問題


本作では、理解しづらいけど
アレキサンダーの自信の表れと
絶対君主の自尊心が解る
この言葉が結構好き

”パルメニオンなら、そうするであろう”
ゾロ

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