たむランボー怒りの脱出

ひき逃げファミリーのたむランボー怒りの脱出のレビュー・感想・評価

ひき逃げファミリー(1992年製作の映画)
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これめちゃくちゃ良い。
リメイクするなら、是非ともアレックス・デ・ラ・イグレシアが監督で。

ひき逃げの事実を家族一丸となって隠蔽する。敵は向かいのオバサン。
これだけでアクション映画にもなるし、サスペンスにもなるし、ヒッチコックにもなる。

事故車を居間に入れる、というアイデアとその絵面だけでこの映画は何かに勝利している感じがする。
車の解体作業が日に日に少しずつ進む描写も丁寧で、観ている側もワクワクする。

父親の長塚京三の顔もとても良くて、思わず笑ってしまう。

「ポジティブな家庭崩壊映画」としては『逆噴射家族』と比較されそうだが、もしかすると『逆噴射家族』よりも良いかも?

アルゴ・プロジェクトの映画って、アイデアがかなり奇抜で作品自体も面白いものばかりなのに、あまり知られていないのが残念。