たわける

スター・ウォーズ エピソード5/帝国の逆襲のたわけるのネタバレレビュー・内容・結末

5.0

このレビューはネタバレを含みます

子どもの頃から何回観たかわかりませんが、
ルークとの決闘の最中のダース・ベイダーの告白は
あまりに残酷で素晴らしすぎる。

『I’m your father』

”親の仇”という
ルーク自身の根源的な戦う理由は
この一言によっていきなり失われ、
それと同時に欲していたものが
いきなり手の届くところに現れる、
そろどころか向こうから手を差し伸べてくれてすらいるという状況を
予想だにしなかった件で見せつけるとは、
本当に素晴らしいほど残酷。

強くなる、
大人になる、
人の期待に応えられる英雄になる
と必死に成長してきたルークが蓋をしてきた
ただ”愛されたい”、というあこがれを
一気に呼び覚ましてしまったと思うし、
その感情を必死で否定しようとする、
否定しなければいけないルークの表情と絶叫は(本当に父親なのに)、
とにかく本当に残酷で素晴らしい(何回言うのか)。

ベイダー卿にしても、
道を誤る事も厭わぬほど愛した妻の忘れ形見、
強く成長した愛しい我が子に対し、
山ほどある想いの中から
たった一つの言葉を選んだあの瞬間までの
長い人生を思うと
こっちもたまりません…。

本当に最高。
たわける

たわける