バナナ

反撥のバナナのレビュー・感想・評価

反撥(1964年製作の映画)
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話の本筋である気狂い女の行動、動機、心情は理解不能だが、それ以外の画面や陰影や小道具や音楽の使い方が素晴らしく、飽きずに最後まで見れた。
カトリーヌ・ドヌーヴの美しさがより不快感を煽ってくる。

ラストカットの写真、少女と父親に光が当たっているが、父親に犯されていたことを示唆している?
そうだとすれば観賞中に理解不能だと感じた彼女の心理について、最後に少しは納得がいく。しかし監督、あんたもロリコンじゃないか...
とにかくジャガイモとか電話とか写真とか、そういった演出の仕方が抜群に上手い。