トルーマンバロウズ

悪魔の植物人間のトルーマンバロウズのレビュー・感想・評価

悪魔の植物人間(1973年製作の映画)
3.6
大学で生物学について研究しているノルター教授には恐ろしい裏の顔があった。
彼は若者を次々と助手に誘拐させては植物と併合させる人体実験を行っていたのだった・・・・。

名優 ドナルド・プレザンス主演の植物と人間を合体させる狂気の実験を行う教授を描いたB級特撮フリークスホラー映画。
人間と植物を合体させて全く新しい生物を作り出そうとする狂気の学者をプレザンスがさすがの演技力で熱演していた。
全編通して不協和音でしかないBGMがすごく印象的だった。
またサーカスの見世物小屋のシーンでは特撮ではなく実際の奇形を持った人々(特に目玉が飛び出す黒人は初見のインパクトがすごかった‼︎)が出演しているということで正直映画以上にかなり衝撃的な映像だった。
特撮も一部着ぐるみ感はあるが悪くなく、特に植物人間にされてしまった青年は今でも人気があるのも納得のキャラクターであった。
ラストはいかにもB級映画な終わらせ方だが、全体的に変わったホラー映画としてはなかなかの佳作であった。