公開当時観たのでかなり前なので細かい所は忘れてしまいましたが、凄く良かったことだけは覚えてます。レビューおぼろ気な記憶を頼りに書いてみます。
死と隣り合わせの劣悪な環境にいる生徒達の為に必死で奮闘する教師。
人種も様々、とても貧しい、生きていくだけで精一杯。治安も悪いから近所の人が銃で撃たれて死んだりするそんな環境だ。だから子供の教育なんかに構う余裕は親には無い。
子供の教育どころか自らが学力のない貧しい親は教育になど興味はなく子供が勉強しなくても気にしない。勉強なんてなんの役にも立たない。それより働けと考えている親。
そんな親に育てられた子供は勉強しようとは思わない。そして自分も親たちのように貧しい生活を送るのだと諦めている。
そんな子供達の心を掴み徐々にやる気を引き出す教師(ヒラリー・スワンク)。
だが、子供達がやっとやる気になっても親達は喜ばないどころか不満だ。そんなことより仕事の手伝いをしろということだ。勉強の邪魔さえしようとする親もいる。
一軒一軒各家庭を回って親の説得に当たる。
協力して欲しいがそれが無理ならせめて子供が勉強しようとしているのを邪魔しないでやって欲しいと願いながら。
教師自身の家庭と仕事を両立させることの難しさなんかも描かれてて凄く良かった。
やがて頑張っていい成績を修め、奨学金で進学した生徒も現れる。子供達に未来は切り開けるのだと示した一人の教師の物語。確か実話だったと記憶。素敵な映画でした。
今まで観たヒラリー・スワンクの作品でこれが一番好きです。
