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必殺仕掛人 梅安蟻地獄のトシオ88のレビュー・感想・評価

必殺仕掛人 梅安蟻地獄(1973年製作の映画)
3.3
仕掛人映画版第二弾😤スパニッシュギター🎸の旋律にトランペット🎺のメインテーマが掛かるとゾクゾク😆
主役の藤枝梅安が田宮二郎から緒形拳にチェンジ!そして相棒の小杉十五郎が高橋幸治から林与一に、元締は引き続き重厚感凄い山村聰、そしてTV版と同じく秋野太作が剽軽な役回り😆
本作は仕掛人になる前の林与一扮する浪人が誤って梅安に斬りかかる場面から始まる。やがて登場する佐藤慶と小池朝雄の悪役🦹コンビ☠️
この二人がヒールだと無敵のようにも思うが、今回は若干小池朝雄がメンタル弱くて期待ほどの悪行三昧観られず。その代わり佐藤慶が流石の悪役ぶり😨
数々の悪行に最後、仕掛人の鍼が延髄に突き刺さり、刀がバッサリと悪人を血祭りに上げるところは、忠実に池波正太郎の原作に則り心地好い😆
演技巧者の緒方拳の軽妙且つ洒脱、そして時々ゾクッとするような怜悧な演技を観ると、昭和を代表する名優だと改めて感じる。あのように自然に演じることが何故出来るのだろうか… 今のジャニーズ必殺を鑑賞したことはないけど、いずれにせよこうした厚みのある俳優はいなくなったなあと嘆息😩
今回は悪役性悪女はいなかったが、唯一松尾嘉代が濃厚フェロモンを登場のたびに画面から噴出🥰でも、やはり松竹映画は1970年代にあっても他社比、少し上品な香りが漂う😆🎬
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