YutaroTakada

インサイド・マンのYutaroTakadaのレビュー・感想・評価

インサイド・マン(2006年製作の映画)
4.5
強盗系の映画の中でいちばんすきかも。

数km先からトンネルを掘ってみるとか、AK-47を乱射してパワーゴリ押ししてみるとか、古今東西実話をもとにしたいろんな強盗映画があるけど、この映画はフィクションながらどれにましてリアルだった。正面から攻めていって、頭脳戦で警察たちを煙に巻く"高学歴強盗"。アクションはあまりないのに随分アドレナリンがでた。

シナプスで火花散らし合う様も圧巻だったけれど、なによりこの映画の面白いところは舞台が銀行じゃなくて社会であるところ。人質たちにもそれぞれのバックグラウンドがあるわけで、当然そこには人種問題なんかも潜み、それが各所でさり気なく描かれる。ライトながら社会風刺も若干混じってて好みだった。

レンタルの期限が切れるのが惜しくおもう。
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