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パルプ・フィクションのkonolyのレビュー・感想・評価

パルプ・フィクション(1994年製作の映画)
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[自分用備忘録]
150分があっという間に感じられる映画
中身があるのかないのか分からないどうでもいいような会話の応酬やそれを淡々と映し続ける長回し(しかも時々カメラがフラフラしてたりする)、チグハグな背景、音楽などどこか脱力感のある雰囲気の中で進む物語
この独特な雰囲気のおかげか物語の緩急が一層色濃く感じられ、また自然と映画へと没入してしまうような味わい深い映画になっていると思う
もちろん名だたる名優の演技あってこそのものだとも思うけれど、聞けばこのユニークな台詞回しや「間」といった空気感はタランティーノ監督の作品にしばしば見受けられる特徴らしい 他の作品も見てみたくなった
あと監督自身がちゃっかり出演しちゃってるところが私の敬愛するクリント・イーストウッドを彷彿とさせるものでそれだけでこの監督を好きになった
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