このレビューはネタバレを含みます
2人のやりとり、ヴィンセントの踊り、ボスが轢かれるシーン、シリアスなはずなのにコミカルなシーンがところどころに描かれ、時系列、登場人物もバラバラなようでまとまっているのが不思議な作品でした。
しかし、シリアスなシーンはとにかく惹きつけられるように描かれており、ミアがヤクをキメるシーンや、最初にチンピラを詰めるシーンは凄みがありました。
とにかく有名な作品という印象でしたが、こうした裏社会をポップに描く作品がここまで評価されているのは意外でした。
自分は映画史に明るくないため、当時この作品がどのような背景で発表され、なぜ評価されたのが鑑賞しただけでは理解できないのが口惜しい限りです。
理解できないのは、この作品のシリアスとコミカルの融合が評価されたことであり、作品としては本当に面白く鑑賞させてもらいました。