「PULP
FICTION」
ラブラブカップルが思い立ったかのようにレストランで強盗を始め、画面がフリーズしたかと思えば出たのはこのタイトル。これは「安っぽい小説」という意味。このタイトルから始まる154分間は、まさしく安っぽい小説をタランティーノの精巧な映像表現で映画化したイメージ。捉え方にもよるが、ストーリーは、面白そうなものをくっつけて結果始めと終わりがつながったような感じ。重厚というか洗練されているというか、むしろその逆かもしれない。ひたすら流れるように進んでいく会話と、それぞれの人生が御伽噺のように愉快に転がっていく。
PULP
FICTION
エンドロールの後に再び出るタイトルは、どうだ、安っぽい小説だっただろ。でもクソおもろかったやろ(fxxkin' funny)とでも言いたげ。
本当愉快で楽しい154分だった。
[字幕]
