肥満児フィン

パルプ・フィクションの肥満児フィンのネタバレレビュー・内容・結末

パルプ・フィクション(1994年製作の映画)
5.0

このレビューはネタバレを含みます

本日シネ・リーブル池袋にて劇場で観てきた。今作は小6を初めとして4回くらいみたが、スクリーンで観るとやはり断然違う。有名なタイトルインからすでに涙し、もう遂には我がオールタイムベストに入った。
冒頭から約束されたヴィンセントが"おっ死ぬ"までの流れ、しょうもない内容に思えて色々と伏線になっている会話劇、サントラ、小ネタ、第四の壁、繰り返される印象的なカット達、その他諸々エトセトラ。
数あるタランティーノ作品の中、最も熱と愛を感じるのは今作だと思う。
そして改めて、バカみたいに濃い面子のこの群像劇に於いて、サミュエル・L・ジャクソン扮するジュールスこそが今作の主人公であると確信した。アホしかいないような今作の世界で一人、彼は悟りを開き、"羊飼い"の道へと歩み始めたのであった。