ヤマダタケシ

安藤組外伝 人斬り舎弟のヤマダタケシのネタバレレビュー・内容・結末

安藤組外伝 人斬り舎弟(1974年製作の映画)
3.6

このレビューはネタバレを含みます

2023年1月 U-NEXTで
・ヤクザ映画、とりわけ日本においては実録路線のひとつの系譜として次第に組織化(=〝大人〟化)していくヤクザの中で、ひたすらに暴力だけでやってきためちゃくちゃな存在はその生きざまとともに排除されていくというのがあるように思う。今作もその一本で、冒頭主人公をリンチしていた梅宮辰夫が、後半ではひたすらめちゃくちゃな主人公に「かんべんしてくれよ」という顔をし続ける。
・安藤組って書いてあるけど安藤昇はあまり登場せず、あくまで組織のトップとしてしか出てこない。多分これの安藤昇視点の話が〝セックスと我が逃亡の記録〟な気がする。
・安岡力也と主人公が一騎打ちするシーンが一番イキイキしていた。