ドナウ

闇のカーニバルのドナウのネタバレレビュー・内容・結末

闇のカーニバル(1981年製作の映画)
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このレビューはネタバレを含みます

映画で流れる“壁”が聴きたくて。

ちょっと聴きかじった伝説のミュージシャンがちらほら、ボコられてたのは遠藤ミチロウ?踊り狂ってたのは江戸アケミ?無許可ということが容易に想像できる、公衆電話をぶっ壊し、火葬場で骨を拾い、牛乳瓶をぶちまける。ほとばしる性と破壊衝動、他者を、自己を、街を傷つける、燃える幼虫は子宮?拳銃は?コマーシャルは消費?大量の公衆電話の列へと時間とお金が吸い込まれ、人の死すらも見世物に。衝撃的な展開からひどく爽やかなラストが不思議な作品。

好景気の裏に隠れた不安感を描いたこの頃のインディー作品群はすごいなぁと思う。大衆娯楽に抗うチープさと疑問符。
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