お月様がある晩、下の方を見下ろすと、池の中にお月様がいました。
【感想】
80年代新宿アンダーグラウンド。
《薔薇の葬列》を想起しつつ、本作はもっと無骨で荒削りだ。コクシネルやブリジットフォンテー…
序盤のプロローグ的なところが好き。映像的に見ていて面白いしキャストの文字とかが雫になっておちる消え方がオシャレで、フィルムの時代にどうやってアニメーションぽいの入れれたんだろうって仕組みが知りたくな…
>>続きを読む1980年代の空気。がっつり都内で撮影されていて今じゃ考えられない。
カラーとモノクロが、明るい世界にいる母親としての主人公と、闇の世界で男に混じって生きる女としての主人公を描き分けているように感…
山本政志監督による16ミリの処女作、闇のカーニバル。
太田久美子主演。
アングラ感を求めこの映画を選んでみたがまさに丁度良い感じの作品だった。
一部カラー映像だがほとんどモノクロの作品。
主人…
展開の読めない狂人的なストーリーに吐き気のする様な嫌悪感が重なる。出口の見えない闇のカーニバルは新宿の退廃の極みを映し出す。ロビンソンの庭に通ずる若者の混沌を表現するかの様に虚無感だけが残る。恐るべ…
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