ドナウ

軽蔑のドナウのネタバレレビュー・内容・結末

軽蔑(1963年製作の映画)
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このレビューはネタバレを含みます

エロス+虐殺並みにワイドである必要性を感じる。計算された構図と、カメラや対象の動き、アップの彫像、部屋と家具、そのどれもが素晴らしい。とは言っても男女の会話劇がキツイ…トリュフォーもだけど言葉多いわクドいわストレスフルで完全にここで糸切れた。人物も美しいだろ?と言わんばかりの演出が苦手でこれは克服できるのか…部屋に飾られた彫像や赤と青の家具、それらが心の温度を表してるのかなんて思ったけどそれすらもどうでも良くなった。けど、そのパートが終わるとあら不思議、またその世界に引き込まれる。撮影風景から始まり撮影風景で終わる、多言語を翻訳しながら進む、という映画の映画を見ているような気分。神が人を創ったのではない、人が神を創ったのだ。
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