あにお

TAXi(4)のあにおのレビュー・感想・評価

TAXi(4)(2007年製作の映画)
3.5
スポンサーの都合で避けられないこととは分かっていても、車がプジョー406から407になった時点で元の映画のコンセプトからしたら別物になってしまっている。藤原拓海がAE92に乗り換えたようなものだぜ。FFだぜ。ってこの例えは極端か。406も407もFFだし。とかいう誰も分からない話は置いといて。

おなじみの車の変身シーンでエアロ化が完全CGな時点でガン萎えだけど、我慢して見るとこの407エアロ付きがなかなかカッコイイんだな。あとエグゾーストノートがこれまでのレーシングカー的良い音から市販車的良い音に変わってる。んでまあ、車映画としてはそれで早々と終わり。
さすがにもう観るべきところがない。と言いたいが、せっかく頑張って3まで観たのなら、前半の微笑ましいファミリーの様子と後半の署長だけでも惰性で観てもいいかもしれない。

マリオン・コティヤールが出ていないのは自身が売れっ子になっちゃってさすがにグダグダ続いてるだけのシリーズものなんかに出てらんねえよってことかと思っていたのだけど、『エディット・ピアフ~愛の賛歌~』と時期がかぶってスケジュールが合わなかったからなのかね。知らないけど。ちょっとだけでも出てほしかったかな。
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