このレビューはネタバレを含みます
この星の1等賞になりたいの卓球で。
卓球を通して画かれる群像劇。
松本大洋の名作漫画を、宮藤官九郎脚本映画化、音楽もSUPERCAR等を中心にしたテクノミュージックで小気味よい。
ぺこ、スマイル、チャイナ、アクマ、ドラゴン、5人の若者を描いた群像劇。
窪塚洋介のぺこはとても良くて、表情とセリフの抑揚は抑え気味なのに、焦燥と情熱が伝わってくる絶妙な演技。
僕がグッとくるのは大倉孝二演じるアクマだなぁ。持たざる者の代弁者であるアクマの言葉も行動が刺さる。ぺこか逃避をやめてスマイルと向き合う決心をするのもアクマがいてこそ。
アクマの彼女むー子のキャラクターも最高。
コミックの映画化は良くないものが多いけど、ピンポンは良いと思います。