Arsenyevich

日曜日が待ち遠しい!のArsenyevichのネタバレレビュー・内容・結末

日曜日が待ち遠しい!(1982年製作の映画)
3.4

このレビューはネタバレを含みます

最近UNEXT配信のトリュフォー作を見続けているが、ここでいきなり遺作をチョイス。

トリュフォーなりの見せたい絵は何となく分かるんだけど、どれもパッとしない。
コメディとサスペンスをリミックスさせたテイストもライトでありながら、悪く言えば中途半端。

「映画の為」に飛び抜けた行動をする登場人物が、トリュフォー作には多い気がする。
本作のファニー・アルダンもその1人。
気持ちを寄せるボスの為とはいえ、クビにされても危険な綱渡を実行。
平手打ちで目が覚めると思いきや、自分本位な探偵気取りはますますエスカレート。
微笑みが怖過ぎやん。

やはり比較になってしまうが、
ゴダール作はどれも実験要素に溢れていても主題は明確、腑に落ちる。
トリュフォー作はさっぱり自分にはわからない。ある意味でそれが新鮮ではあるのだが。
Arsenyevich

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