ヒトラーはいかにして死を選んだのか…
最後までヒトラーという人物を理解することができなかった。秘書に優しい温かい一面とネットでよくパロディになってるあの会議のシーンの理不尽な怒り。
本音はどこにあったのだろうか。
ただその不可解で心が読めないからこそ人々を魅了するカリスマ性があったのかもしれない。
最後の遺書においても戦争の責任をユダヤ人とその支持者と言ったことが印象的だった。(善悪を抜きにして)ユダヤ人という民族がいかに特異で様々な問題(主に金融)を抱え、ヒトラーが心の底からそれを憎んでいたという事実そのものは理解できる。
だからユダヤ人を虐殺したヒトラーは悪だ、戦争は悪い、で終わらせてはいけない根深いことだと思う。
ヒトラーの憎悪は第一次世界大戦におけるユダヤ人の裏切りから来てると言われているけどそれ以前、遡ると果てしないほどユダヤ人の歴史は興味深いし現在に直結してる。
こういう映画を観ると物事は一面だけ見ていてはいけないんだなと気付かされます。
