ヒトラー 〜最期の12日間〜の作品情報・感想・評価・動画配信

「ヒトラー 〜最期の12日間〜」に投稿された感想・評価

キ

キの感想・評価

3.8

このレビューはネタバレを含みます

 過去の記録
ああ気づいた頃にはもう遅いんだなって思った

馬鹿みたいに勝利を信じ、降伏を認めないヒトラーと、その周り。頭狂ってる。

みんなが気づかないわけじゃない。軍師は、部下は、子供だって異変に気づいてる。もう終わりだって。

そうヒトラーに告げる人もついには現れた。自死と家族を殺す準備をする者が増えた。ヒトラーだってその1人。逃げるように何度もすすめられたが、結局何の責任も取らず、美味しいご飯を食べ綺麗な服を着て奥さんと一緒に最期を迎えた。

なんで降伏しないの?終わらせないの?ましてや、なんで部下に自殺用の薬を贈れるの??自死が名誉??

自分の大きな責任を抱えるがゆえなのか全てを放り投げて見ないことにして、馬鹿の一つ覚えみたいに理想を語り、服従を促し、誰かを叱る。人のせいにする。本当は、ユーモアがあって人情あふれる人物であろうが、この映画で描かれていたように優しくて動物にも愛情を注ぐ慈愛に満ちた人物であろうが、人って変わってしまうものだ。

日本人みなが、ドイツ人みなが、勝利を信じていたわけじゃない。トップのほんのほんの一部の現実が見えない大人(特にお偉い年寄り、自身が辛い経験をしておりその克服を、対処を目指して、それを正義と信じてやまない大人)と、皆が「おかしい」と目が覚めるまでの間に既に築き上げられてしまった思想、体制が正常な決断を下せないようにしてしまう。


歴史をもっと学びたい、歴史に学ばなきゃいけないなと思った
cookie

cookieの感想・評価

4.0
テレビのチャンネルを変えていて、たまたま一番ショッキングなシーンを目にしてしまい、とても気になっていた作品。
なので、子供達が現れて合唱する場面で涙が溢れてしまった。

敗戦間近とわかっていても、まだ夢を見ていたいヒトラーや彼を取り巻く人々。ヒトラーの機嫌を損ねないことに慎重になるばかりで、地下壕でパーティーやお酒で気を紛らわすが、一方で遺言や自死の準備も始められる。

自分の所有物の贈り先や届くはずの請求書の支払依頼を遺言となる手紙にしたためるエヴァ。戦火の市中のことが全くわかっていない。

ヒトラーから避難を勧められても、忠誠心を変えなかった人々。優しい一面も持っていたヒトラーを、彼らが独裁者に祭り上げてしまったようにも思えた。

策を講じなかった結果、ベルリン市民を避難させることも無く、子供を含めた多くの国民が犠牲になってしまう。
全くテイストは違うが「ジョジョ・ラビット」を思い出しながら見た。

ヒトラーというよりは、「ヒトラー夫妻とゲッペルス一家の最期」の印象が強かった。
umakoron

umakoronの感想・評価

3.6
世界で最も悪名高き男
ヒトラー

その最後の12日に
スポットを当てた映画

今ドイツの東西が一つになり
美しい街並みがあるのが
奇跡のよう

あの地でこんななも壮絶で残酷、
残忍極まりない光景があったことを
胸に刻み、
永遠の平和を祈らずにはいられない
東西線

東西線の感想・評価

4.2

このレビューはネタバレを含みます

ヒトラーの最期を詳細に、筋道立って理解できる。
負傷兵の肉体の切断、自殺シーンなどが出てくるので、苦手な方は控えたほうがいいかも。
勉強になる映画だった。

関係ないけど、ドイツ語と英語って結構似てる。
しま

しまの感想・評価

5.0
ヒトラーのベルリンを何千年後も残る都市にしたい、というファンタジー系の夢がすごいなあと思った。現実とはかけ離れた事をしようとするのがやはり失敗点なのかなと実際大量虐殺は全部ナチスのせいにしているけど、ほかのドイツ人はどうなんだろうw自分がヒトラーだったら負けたら痛恨の極み、人生を賭けてやってきた事が終わる時、他の将校達やエヴァブラウンは死ぬしか道はないのかわかるが、他の人ら逃がしてやれよと思った。特に子供。
自殺しないで投降すればいいじゃん、って思うことが多かった。ソ連軍は残虐だったからかな?

ナチスに関してはとても興味を抱いているけど、深く調べたら危険人物だという記録が残りそうでできない。映画セブンでFBIがナチスに関することを図書館で閲覧したり借りたりした人物を違法だけど実は犯罪者予備軍としてマークしていたように調べられてそう。
『アドルフに告ぐ』でヒトラー総統官邸の地下壕での最期のシーンでゲルダという名前が出てきていた
虚構。
現実を直視しないことによる末路。

迷走、不毛、理不尽のオンパレード。
離反、空中分解。

末期の会社組織も本作に通ずる部分あり。

戦争の無惨さに目を背けたくなりつつ、
リーダーや組織の本質を考えさせられた。

2021 #52
ちゃむ

ちゃむの感想・評価

4.5
つらい。まさに徹頭徹尾、つらいです。

人間追い詰められるとこうなるのか。まさに狂気の連続。

にっちもさっちも行かなくなり錯乱状態のヒトラー、自暴自棄になって酒にパーティーに明け暮れる人達、最後までヒトラーを信じ現実を受け入れられずに泣き叫ぶ人達、etc...。

ヒトラーの、総統としてブチギレまくった後で見せる、女性子供に対するめちゃくちゃ優しい姿なんかも、異様で恐ろしかったですねー。

国民の犠牲などかえりみないヒトラーを観て、「なぜドイツ国民はこんな男に自分達の命を預けたのか?」と思いを馳せるには、やはり歴史の知識が必要か(勉強しないと!)

主演ブルーノ・ガンツの演技は必見です!
Kna

Knaの感想・評価

4.0
ヒトラーが成し遂げたかった事は
守りたかったものはなんなのか
efn

efnの感想・評価

4.0
 第三帝国のお葬式。止まない砲声、着弾しない砲弾、追い詰められ書類を焼き捨てる役人、踊り狂う妻たち、責任を擦り付け合う重臣。ベルリン市街が炎上し、瓦礫の山と化しているのを尻目に帝国の主人たちは総統地下壕で逃避し続ける。ただ不確かな情報に躍らされ、酒片手に夢幻の作戦を立案する様子はただただ息苦しい。そんな国の1945年。
 地味に手を使った関係性の表現がうまい。ヒトラーとユンゲの握手、シュペーアが差し出した右手の拒否とそこから流れるように折られる鉛筆。広角を用いた歪な食卓といい、脚本が地味な割に画面には詩情がある。
ヒトラーの最期に焦点を当てた作品は珍しい。ヒトラーは総統の時は異人種斬殺をも厭わない巨悪だが、総統でない時は女性に優しいおじいちゃんのように見える。そこがヒトラーのいちばん怖いところなのかもしれない。
実在の秘書が目にしたことを話した事を映画にしてるのでリアル。最後まで忠誠を誓い自殺する者、逃亡する者、酒に逃げて狂い踊る者。
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