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ヒトラー 〜最期の12日間〜の好き勝手なてそのレビュー・感想・評価

ヒトラー 〜最期の12日間〜(2004年製作の映画)
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別作品、映画「関心領域」の鑑賞前に、予習用に視聴。

■あらすじ
タイトル通り、第二次世界大戦ナチス・ドイツの敗戦までの12日間を映画にした作品。
主にヒトラーの秘書を勤めたトラウドゥル・ユンゲのまわりで起きた、地下壕に潜伏してからの出来事をベースにしている。

■ざっくり感想
独裁政権を築いたかの有名なヒトラーもこうなっていくのかという所感がまずあった。
ナチズムの視点に立てば、敗戦前に何もかもを失っていくヒトラーの姿は侘しいものだっただろうと思う。

ヒトラー自身が狂っていったのか、それともソ連により追い詰められ弱っていく組織とボスのヒトラーを見て、周りが洗脳から解けだんだんとヒトラーの狂気に気づいていったのか。

だんだんと勢力を失いつつ、たとえ多くの犠牲を出しても降伏しないと頑なにこだわるヒトラーの狂気性と、
それでもなぜか最後の最後まで運命をともにしようとした人たちもいた、洗脳の恐怖がよく見える作品だと思った。


言わずもがな、日本では空耳で散々おもちゃにされたネットミーム作品でもある。