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ヒトラー 〜最期の12日間〜のMinaMiのレビュー・感想・評価

ヒトラー 〜最期の12日間〜(2004年製作の映画)
3.5
ほぼ全編が地下壕の出来事なので非常に息がつまる。癒しを求めて総統MADが作られるのも、ちょっとわかる気がする。
ヒトラーやナチスが自ら進んで名誉や高邁な理想のために死を選ぶのは勝手だが、市民やゲッペルスの子供たち、はっきりと描かれてはいないけど600万人のユダヤ人は生きる権利があったわけで。思想は希望にも凶器にもなる。
追い詰められることでさらに気が狂っていく人間の様子は苦しいけれど見応えがある。つい数十年前の出来事だということが恐ろしいけれど教訓として刻むべき。
ラストシーンの彼女の言葉が真理。そしてエンディングテーマがとても綺麗。

・脚本 7/10
・演技 7/10
・演出 8/10
・音楽 6/10
総合点 28/40
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