うらがえる

チェイサーのうらがえるのネタバレレビュー・内容・結末

チェイサー(2008年製作の映画)
4.0

このレビューはネタバレを含みます

【あらすじ】
元刑事で現在デリヘル経営者のジュンホは
派遣した女性が2人が失踪しまい頭を抱えていた。疾走した2人は共通点があり、最後に会った男性が一緒だった。そんな中、3人目として派遣されたミジンは体調が悪い中、ジュンホの指示で家に着いたら家の住所をメールで送るように行動するも、お風呂場は圏外で送信出来ず。湯船を見ると血の付いた髪の毛の束が落ちており、恐怖を感じて逃げようとするが、玄関は施錠され捕まる。そんな中犯人の電話番号がわかりミジンがヤバいと気づいて現場を探し出すのだが…。

【感想】
パンチがある作品だわ
久々に光がない作品に出会った。
猟奇的連続殺人的なストーリーは結構見てきたが、この作品はちょっと違う。
脚本は実際に韓国で起きた連続殺人事件を元に作っているのだが、構成が面白い。
割と早い段階で犯人はわかるが、犯人の騙しや司法の壁等で犯人の家及び犯行現場の特定が出来ず、凄くもどかしい気持ちになる。普通の作品だと、最後の方に犯人がわかって解決ってのが多いが、この作品はそうではない。
警察の頼りなさとジュンホ元刑事の頼りなさが少し苛立ちになってくる。
ミジンを救える者だと思わせて結局救えない。ハッピーエンドでは終わらない。
どこか映画「ファニーゲーム」のような胸糞悪さが残るが、それもまた現実だという事を改めて教えられた気がする。
もう一度みたいかとういうとNOかな。
うらがえる

うらがえる