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チェイサーのレクのレビュー・感想・評価

チェイサー(2008年製作の映画)
4.2
デリヘル運営の元刑事の店で女の子が立て続けに失踪。その頃、街では連続猟奇殺人事件が頻発していた。
デリヘル運営元刑事と殺人でしか性的興奮を覚えない犯人との追いかけっこクライムサスペンス。

初めは手付け金の回収、つまり金の為に犯人を追うが、あることをキッカケにミジンとその娘への罪の意識へと変わっていく。
少しふくよかな体型ってのも元刑事を匂わせてます。
犯人役のハ・ジョンウの気持ち悪くふてぶてしい演技が素晴らしい。
何を考えてるのかわからないところにも目に見えない恐怖を感じる。

韓国映画で多いんですが、雨のシーンが印象的ですね。
雨の描写は惆悵、慟哭する様を比喩的に表現し、悲嘆さを心に語りかけてくる。
ピンと張ったピアノ線が切れて一気に弛む様のように、気持ちが沈んでいく。
実話を基に作られたようですが、実に生々しい後味の悪さ。
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