チェイサーのヤムチャンのレビュー・感想・評価

韓国ダウナー系ノワール。
実話ベースとはいえ、諸条件が悪くどうしようもない感じが払拭できないままエンディングを迎える後味の悪さが余韻。
元刑事のデリヘル元締めが失踪していくデリヘル嬢を追いかけ犯人との対峙はまさに狂気。現役の警官隊の無能感や犯人釈放の法的根拠やらでイライラ度は絶好調。
灰色な世界で俺がやらねば誰がやる的な視点から観て、犯人の狂気ぶりの抉り具合が素晴らしい。