キャサリン子

パリの恋人のキャサリン子のレビュー・感想・評価

パリの恋人(1957年製作の映画)
3.5
カメラマンにスカウトされ、パリでモデルとなった女性の恋を華やかな歌と踊りを交えて描いた不滅のミューズとして人々に愛されるオードリー・ヘプバーン主演のミュージカル映画。


ニューヨークの本屋で働く芋娘がカメラマンにスカウトされファッションモデルになる…という王道のシンデレラストーリー。
本作の見どころは、兎にも角にもヘプバーンの歌とダンス!
吹き替え無しで歌って踊るヘプバーンを、十分に堪能できます。
彼女はもともとダンサー(バレリーナ)志望だったそうで、その夢が叶ったことを心の底から喜んでいるかのようにとっても楽しそうに踊っていました。
しかも、相手役は彼女の憧れのフレッド・アステア。
嬉しくて嬉しくてたまらなかったことでしょう。「楽しんでる」のが画面越しに伝わってきました。
特に、パリの酒場で踊るシーンがすごくイイ!
奇抜な振り付けですが、ヘプバーンの魂が開放されたような圧巻のダンスでした。


いつ見ても美しい彼女ですが、より一層キラキラと輝いていて、「ローマの休日」よりも「ティファニーで朝食を」よりもヘプバーンの魅力を堪能できる作品だと思います。
キャサリン子

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