ノノ

蜘蛛巣城のノノのレビュー・感想・評価

蜘蛛巣城(1957年製作の映画)
3.8
ずっと登場人物が叫んでるのに音質悪いから始終何言ってるか分かんなかった。けど、画が凄まじいから楽しい。森の中を彷徨う武時とその手前に聳える大木、広く静かな城で武時と浅茅が会話をするシーンのおどろおどろしさ、手を洗っても洗っても血の匂いが取れないと半狂乱になる浅茅のシーンが魅力的。マクベスを時代劇に置き換える脚本が上手い。幻想的な表現と無常さがいかにも黒澤らしい。ラスト5分あんなに矢が飛んでくるのに顔だけには決して刺さらないの面白い。首じゃなくて額直撃とかで死んで欲しい。
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