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母たちの村のmhのレビュー・感想・評価

母たちの村(2004年製作の映画)
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FGMについての映画。
奇習撲滅よりも前に、まずは周知徹底みたいなコンセプトがあるのかもしれない。
善悪二元論にしてあるので、わかりやすい代わりに、そんな単純ならなんとかなりそうな気もしてしまう。
どう考えても男たちが悪いんだけど、女たちの中にも同調圧力がある。そういったあたりもちゃんと収めてる。
村人たちは現代社会に生きてたら、なかなかならないような体型してるのが、妙になまなましかった。
村にいる痩せた犬とか、ラジオから湧いてでる虫(をすぐさまついばみにくるニワトリ)とか、切除に使う刃物とか、トラウマになりそうな映像が多い。
傭兵と呼ばれてる雑貨屋とか、フランス帰りの若者とか、考え方が先進的なのかと思ったらそうでもなくって戸惑うんだけど、結果的に深く印象に残ってるので、なんだかんだうまい。
面白かった。
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