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怪猫 お玉が池のピッコロのレビュー・感想・評価

怪猫 お玉が池(1960年製作の映画)
3.8
猫ババア🐈

猫って"化け猫"だったり、"怪猫"だったり、怪談映画で良く見かけるけど、逆に、犬の妖怪って観たことがない・・・。
フィルマは、猫好きの方が多いから、食べられないか心配だニャ~。

"お玉が池"から出られなくなった男と女。
不気味な黒猫に出会い、真っ白なババアがこちらを見ている。
どうやら、彼女のご先祖様に、何かがあったらしい・・・。

気に入らない奴は、殺してしまえ!
死体の処理が面倒なら、沈めてしまえ・・・。
"お玉が池"には、無数の死体が沈んでる・・・・。

幽霊さん達は、基本、何もしない。
出てきて、うらめしや~と驚かすだけ・・・。
それにビビった人間どもが、勝手におかしくなり同士討ちする!

基本、怪談映画は、この流れが、ほとんど・・・。
結局、自分の手で、仲間を殺し、自分も狂って死んでいく・・・。
赤く血に染まった"お玉が池"に、笑いながら沈んでいく極悪人。
それを黙って、見つめる幽霊さん。
ゾゾゾ・・・。

今作は、幽霊の他に、怪猫も登場。
顔面がドロドロになった、真っ白い老婆・・・。
招き猫みたいに、手で招いて人を操る。
幽霊さん達は、天井から逆さまにバーンと登場したり、急にスーッと現れたり、土から首だけ出てきたりと、次から次へとあらゆる手法を使ってビビらせに来る!

毎回、一発本番でご苦労様って思うけど、実は念入りにリハーサルしてたりするんだろうか?

👻来た来た!来ましたよ!
👻急いで隠れて~!
👻スタンバイOK!
とか、地味なことしてたら笑える。
幽霊さん達の裏側、情熱大陸みたいなの、ちょっと観てみたい。

まるで、お化け屋敷を体験しているようで、面白いけど、しばらく黒猫は観たくにゃい。🐈
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