よふかし

ナルニア国物語/第3章:アスラン王と魔法の島のよふかしのネタバレレビュー・内容・結末

4.5

このレビューはネタバレを含みます

ルーシーがスーザンに嫉妬してるのめちゃくちゃ良かった。あの天真爛漫なルーシーが…!大人になったんやねえ。ころっと惑わされるルーシーが嫌な子に見えるかもしれんけど、私はむしろ成長を感じられて好きなシーンやった🥰
それから、2番手に甘んじたくないエドマンド🤦🏻‍♀️ピーターの次はカスピアンってライバル登場しちゃって…。けどこうやって自分より優れた人はこの先いくらでも出てくるからね。要はいかにありのままの自分を受け入れ、愛するか……なんよ。これがルーシーとエドマンドの今作における壁やったね。
てか白い魔女どんだけ出てくんねん。いい加減おもろいねん笑

ユースチスの成長もめちゃ良かった!
終盤「嫌なやつでごめん」って自分から謝るユースチスにハワワ☺️ってなるし、
「いいさ。嫌なやつだったけど、良いドラゴンだった」っていうエドマンドの返事も秀逸やった。ユースチスは、一度自分じゃない誰かになってみたことで自分を客観的に見れるようになったんよなぁ。
で、あんないけ好かんガキやったのに、モノローグで「戦争が終わって、いとこたちがいなくなった時、僕は心から寂しく思った。」って言ってて超可愛かった〜‼️‼️‼️ユースチスにとってナルニアでの冒険は、本当に楽しくて心躍るものやったんやろうなぁ〜。
あと、ユースチスとネズミ騎士の友情も良かったな!

けど海の向こうにはアスランの楽園がある〜らへんの話、ちょっとよく分からんかった笑 いる?その情報……第4章があったらまた違ったんかなぁ。
ナルニアの作者はキリスト教徒らしくて、そのせいか妙に説話的でキリストっぽいアスラン。そのアスランが住む国はそりゃ罪なき者のみが住むことを許される楽園なんやろうなぁ。けどそこに辿り着くことは果たして良いことなんかな。個人的にはどんなに苦しく争いの絶えない世界であっても、ナルニアは美しく自由で、生きるに値すると思うけどな〜
よふかし

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