鍋山和弥

ナルニア国物語/第3章:アスラン王と魔法の島の鍋山和弥のネタバレレビュー・内容・結末

4.5

このレビューはネタバレを含みます

今作は、とても内面的な話。生け贄にされた、ナルニア国民を、助けるため、『くらやみじま』にある、『アスランの食卓』に、特別な剣を、7本、並べるというものだが、その先々で、欲望への誘惑、内なる恐怖心との戦いが、描かれ、『エドモンド』と『ルーシー』が、また一歩、成長するというもの。今作では、『ユースチス』が、加わるのだが、臆病で、わがままで、嫌な奴という、問題だらけ。最終的に、嫌な奴という、性格を、反省するという、成長を、見せる。人間、欲望や、恐怖心に、打ち勝つことは、大人でも、難しい。でも、打ち勝たなければ、『ユースチス』が、代表例であるように、周りに、迷惑ばかりかける、自分勝手な人間になる。欲望も、恐怖心も、完全に無くすことは、不可能だが、気を強く持つことはできる。大人でも、難しいことを、課せられたが、『エドモンド』も、『ルーシー』も、見事に克服し、立派に、成長したと言えるだろう。『ナルニア』の出来事は、まるで、子供を、成長させるための、試練のようだ。『ナルニア』が、子供達を、必要としてるというより、子供達が、『ナルニア』を、必要としてる感じがする。『エドモンド』に、『ルーシー』は、立派に成長したね♪
鍋山和弥

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