ずっと存在っていたものの見る機会がなかった「ターミナル」をようやく観た。なんとなくクレバーに物事を解決していく作品かと思いきや、英語がほぼ喋れないロシア近郊の架空の国からきた純朴なおっさんのエピソードだった。
突然、空港に住むことになる男の素朴な振る舞いがチャーミングで、まわりを巻き込み人の輪が生まれていく…忙しく動きまわる資本主義的現代人に、共産主義国から来たトム・ハンクスが古き良き人間関係を思い起こさせる的な。
誰とでも寝てしまうCA、わざと滑りやすい場所を掃除してコーンを立てて人が転ぶのを喜ぶインド系爺、キッチンのヒスパニック男などなど脇役もキャラが立っていてみんなかわいい。
こういう映画、最近ないよね。
そのうちまた観たくなる良作。