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ジャッジ・ドレッドのkirioのレビュー・感想・評価

ジャッジ・ドレッド(1995年製作の映画)
3.6
イギリスのコミックヒーローをスタローンで映画化
何度も言われ続けているが、スタローン映画なのか、コミック映画なのか、そこが問題

STORY
 核戦争後の未来、人類に残された巨大都市「メガシティ・ワン」は犯罪の巣となっていた。対して、街の秩序を取り締まる武装警察集団「ジャッジ」。犯罪者からも恐れられる冷酷無比の「ジャッジ・ドレッド」こそ、その頂点に立であった。
 しかし、あらぬ殺人の罪をかけられた時、ドレッドは真犯人と自分の真実を知る。

スタローンも少しピークが降りはじめた頃、ティムバートンの「バットマン」をはじめ、大作アメコミ映画が当たる兆しが見えはじめた頃、
なんとなく両者が繋がってしまった映画

ターミネーターやロボコップのような冷酷で素顔を明かさない設定のドレッドだが、マスクのシーンは映画の1割程度
というのが、もっぱらの評判だ
確かにコミックヒーロー要素は非常に薄い

スタローンのキャラもドレッドのキャラも、どちらも打ち消しあって「ふつう」のキャラになっているのがあだ

一方、ストーリーは比較的真面目な路線
ハリウッド映画らしく、ウィットに富んだセリフ回しと整合性のとれた脚本が印象的
故に強烈な強みはない

あえていうなら、「ターミネーター2」、「ジュラシック・パーク」後というのもあり、CGのレベルは以外にも悪くない
技術進化の時代なのか
予算の規模もあり、冒頭のマスクヒーローの未来アクションは比較的様になっていた

やはり映画の規模もあって、少し後の「スポーン」とかよりは断然見れる映画になっていた

そして、作品を選ばないマックス・フォン・シドーもなんというか
あとDVDのジャケ、絶対スタローンの腕の角度がおかしい
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