MiYA

ジャッジ・ドレッドのMiYAのレビュー・感想・評価

ジャッジ・ドレッド(1995年製作の映画)
3.5
コミックが原作だそうですが、世界観をよく作りこんでいる骨太な近未来SFです。この手のディストピア系SFでは、体制側にいる主人公が罠に嵌って追われるというストーリーは鉄板ですが、本作もそのテンプレートになぞりつつ、主人公の意外な過去が明らかになったりして、ストーリー展開には飽きがきません。悪くないです。

ただ、ビジュアルがださすぎるんだよなぁ。セットも全体的にチープだし、よくあんなコスチュームをスタローンもダイアン・レインも着たものだ。スタローンのSF映画は、「デモリション・マン」もそうなんですけど、設定は良いのにビジュアルがダサくてB級扱いされてしまうのです。シュワルツェネッガーが「ターミネーター」「トータル・リコール」といった名作をものにしているだけに、スタローンは哀れだなぁ。

でも、繰り返しますが、スタローンのSF、悪くはないですよ!
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