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40歳の童貞男のEDDIEのレビュー・感想・評価

40歳の童貞男(2005年製作の映画)
3.6
愛の捉え方は人それぞれ。
下ネタ満載コメディながら主役スティーヴ・カレルは硬派に徹する。今観るとキャストの豪華さだけでも楽しめるかも。
コメディ俳優たちのテンポいいやり取りに笑わせられるが116分はちょい長い。
胸毛脱毛のシーンは観ているこちら側も痛くなる。

スティーヴ・カレル好きなんですよ。
『フォックスキャッチャー』で闇のあるキャラを演じたりもしましたし、最近は硬派な役も多いのですが、やはりコメディ俳優としての彼は抜群に面白い。『スイング・ステート』を観て改めてそう思いました。

本作はとにかくキャストが豪華なんですよ。
スティーヴ・カレルが主演を張り、脇を飾るメインキャストがセス・ローゲンやポール・ラッド。ヒロインは『ゲットアウト』にも出演したキャサリン・キーナー。
ほか、エリザベス・バンクスやレスリー・マンがセクシーな役どころを演じました。
キーナーの娘役でMCUのダーシー役でお馴染みのカット・デニングスも出演していました。セックスを切望するティーンの役柄とこれまた可笑しな設定でしたが、彼女の存在が所々きいてきます。
あとは一瞬ですが、ジョナ・ヒルなんかも出ていましたね。

そんな今やブレイクを果たした俳優たちがお気楽にコメディを演じているのを観れるだけでも貴重だし楽しいです。

まぁ職場であんなに童貞をイジられるのは地獄ですけど、その後仲間たちが彼に出会いをもたらそうと協力的になるのは良いですよね。
女性との接点を持つことでカレル演じるアンディ自身も自分が大切にしている“何か”を見出していくわけです。

セックスするに早いも遅いもない。
だけど、大切な人に出会えたときに夢中になれたらいいよね。
そんな映画でした。

とまぁ、この手のコメディにしては116分と長めだったので、もう少し短くてもよかったかなというのが贅沢な不満です。ちょっとだれちゃった。

※2021年自宅鑑賞231本目
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