会話劇の名手、ローレンス・カスダンにしてはインパクトに欠け見せ場の少ないラブコメティー。メグ・ライアンを可愛く撮ってるだけでやってる事は古めかしいスクリューボール・コメディでしかない。それも無個性で陳腐な方の。
全編に渡って『赤ちゃん教育』とか『レディ・イヴ』とか『おかしなおかしな大追跡』みたいなドタバタなノリなのだが、全くストーリーが軌道に乗らずちっとも弾けない。本作をロバート・ゼメキスやジョー・ダンテが撮ったら何倍も面白くなったろうに。残念!🤷♂️
ラブコメなのに画面からワクワク感やキャラの心情が伝わってこず、空疎な学芸会に見えてくる辺りが痛い。
ローレンス・カスダンは好きな監督だが、これなら息子(ジェイク・カスダン)の撮った『オレンジ・カウンティ』🍊の方が遥かにバカバカしてくて楽しめたね❗️(笑)