えす

ラ・ピラートのえすのレビュー・感想・評価

ラ・ピラート(1984年製作の映画)
3.5
艶やかな夜の舗道に始まる格好良い映画。ロール・マルサックをボンネットに乗せ車を走らせるシーンが異様。戦いに終止符を打つ力を所持した彼女の全てを達観したような眼差し、それは完全に擬人化した”何か“で、映画の運命そのもののようだ。傷を負う事に一切の躊躇いが無い、ナイフを手にしたジェーン・バーキンの凄み。言語や表情では無く身体表現で狂気を発露させる。
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