FREDDY

第7鉱区のFREDDYのネタバレレビュー・内容・結末

第7鉱区(2011年製作の映画)
2.3

このレビューはネタバレを含みます

キム・ジフン監督が手掛けたモンスター・アクション作品である本作は、東シナ海に浮かぶ日韓共同開発区域"第7鉱区"で油田の掘削作業を行っていた石油ボーリング船エクリプス号を舞台に、突如として現れた謎の巨大深海生物と石油開発隊員との戦いを描いたものとなっていて、海底装備マネージャーを務めるヘジュンを主軸に、迫り来る巨大生物から逃げ惑う石油開発隊員を映し出しつつ、舞台となる第7鉱区に隠された真実が明かされていくわけなのだが、言ってしまえば、舞台や登場する巨大生物が異なるだけの、ありきたりなモンスターパニック映画。これといった魅力は感じられず、キャスト陣の演技もどこか微妙。3Dを意識した作品なので2Dで観てしまうと映像や演出に違和感を覚えてしまうでしょうし、とくに気になってしまったのは、何度も擦られてきた展開や見せ場を我が物顔で大々的に映し出すあざとさですかね。要するに、仲間との絆や死というもので心を揺さぶるシーンを、ここぞとばかりに見せつけてくる点はどうも。本作は可もなく不可もなくといったところですかね。登場人物らのキャラクター性は嫌いではないが、もう少しやりようがあったのでは。
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