えいがドゥロヴァウ

ザ・セルのえいがドゥロヴァウのレビュー・感想・評価

ザ・セル(2000年製作の映画)
3.7
借りて観たら
以前に観たことがありました(笑)

ハリウッド映画にしては異質なカルト臭
何というか、気概が良いです
冒頭の真っ青な空と滑らかな砂丘のコントラストが強い現実離れしたショット
筋繊維むき出しみたいなボディスーツ
連続猟奇殺人鬼の精神世界の描写など
衣装や美術、映像の気合の入り方が尋常ではありません
が、こと美術に関しては
単純に好みではありませんでした
ちょっとキレイすぎます(卸したて感)
王様の背中に壁の全面に張られた布がくっついていて
王座から歩き出すとシュルシュルシュルーってなるところは(語彙が乏しすぎて説明できない)
ワクワクしましたね〜
現実だったら王座に戻るときが大変
馬の輪切りも非常に良かったです
あと、血の雫のしたたりで葉っぱの上から振り落とされるテントウムシ
血の雫が水面に落ちて波紋を広げつつ再び跳ねる瞬間
CGがチープなのは仕方がないでしょうか

…元も子もないことですが
これ、FBIの家宅捜査がズサンだっただけで
精神世界に入る必要はなかったのではないでしょうか?
どうでしょう?