えいがドゥロヴァウ

アバター:ウェイ・オブ・ウォーターのえいがドゥロヴァウのレビュー・感想・評価

4.2
映像としては
これまでの実写映画におけるCGは
"リアル"の似姿を目指していたのに対して
この作品のCGは
リアルであることをとことん追求しつつも
"リアルとの比較”という呪縛から自らを解き放ったという印象
冒頭からの4Kテレビ的なヌルヌル映像が
そういった訣別宣言の象徴のようにも受け取られた
とてつもない影響力のある映像作家が
この映像表現を実現させたことに事件性がある

プロットに関しては
「世界興行成績1位狙ってます!」といった感じ…
何もかもが分かりやすくて前時代的
厳格な家父長制によって生じる親と子の軋轢
コロナイゼーション(植民地支配的構図)と先住民族の抵抗