KJ

ウォーリーのKJのレビュー・感想・評価

ウォーリー(2008年製作の映画)
3.9
ピクサーの中では、あまり目立ってない作品ではある
理由は絵面が地味だから

実際、前半結構地味

ただストーリーとか、テーマに関しては秀逸だと思う
設定がまずあったような印象がある
ラストの絵は、会議の後半に出てきて、もう外せなくなるだろう

人間は、人間に近い形のものに感情移入しやすい
四足歩行より二足歩行
目が10個より、目が2個

ウォーリーは、ガンタンクからキャノンとったみたいな形で、人間に近いかというとそうではない
ガンタンクは勝手に調べて

ま、この映画に出てくる人類も、人間からやや離れたシルエットではあるけども

ただ、それが良かったと思う
人型は関節駆動に必ず経年劣化をきたす
二足歩行というのは、それほど難しい
長持ちしないというか
自然の理に逆らってるというか

全力疾走から即停止できないというのは、生物として体重がすでに重すぎるという
今は隕石衝突説が固いらしいが、ちょっと前は、ウイルス説とか、恐竜大きくなりすぎた説とかあった
大きいと長生きにはなるが、目立つからまず死にやすい
なんの話?

キャタピラは、パーツの換えさえあれば半永久的に使えるし、構造が簡単な上とにかく移動に地形を選ばない
設定とリアリティよく考えてんなー!と思った

ウォーリーの造形の話に戻るけども、宇宙で700年ものうのうと暮らしてた人類に対して、たった一機でずーっと働いてたウォーリーは、人型からは離れたほうが対比としてわかりやすかったのではなかろうか

相手がなんであれ、友達はいてくれてよかった
KJ

KJ