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浜辺の女のENDOのレビュー・感想・評価

浜辺の女(1946年製作の映画)
4.0
ルノワールのフィルム・ノワール。彼の独特な非常に曖昧ながら善悪の感情を越えた揺らぎが少ない様に感じた。ジョーン・ベネットが廃船の残骸を拾い集めるミステリアスな登場からこれは…と思ったがゲティスの娘があまりに不憫。従軍によるPTSDと劣情が炸裂する訳もなくロバート・ライアンは立ち去ることしか出来なくてその不能さに泣いてしまう。出色は足跡が導く船への誘いだろう。佳作。
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