可愛いワンピはマリクレール？透明ビニールのはミチコロンドン？松原智恵子目指して横浜から世田谷まで一直線に歩き始めるスパイダーズ。かたや内田朝雄の家挟んで10数メートル先を目指す山内賢チャン。これだけの話なのに楽しい。メキシカンベストやモカシン履いてメンバーそれぞれ色合わせも完璧センスよすぎ海外帰りのスパイダーズに比べて、大磯ロングビーチで営業ライブのヤンフレは土産物屋に売ってそーなお揃いのパイル地のメキシコ風セットアップ。すべてにおいてレベルの差をみせつけられてもヤンフレのいなたさは最高。テレビ工場通り抜けて箱から出たら右にも左にも2組のスパイダーズが演奏中、それをみるスパイダーズがまたステージやってる場面がスクリーンになって、映写室からスクリーンぶち破って歩いていくシーンいいなー。臆病な山内賢チャンは親父さんの金語楼にトンネル工事に例えて説教されてほんとにトンネル掘りはじめ。またも童貞キャラの山内賢とヤンフレたちのパートが半分占めているの素晴らしい。去っていくスパイダーズに向けてすかさずカバー演奏するヤンフレ。忙しー。なんでそこにあるのかバンドセット。日活撮影所の通り抜けでは郷えい治が待ち構える。あの夕焼け空のセットって「涙くんサヨナラ」のやつか？あと、ムッシュが大野克夫に言う「（松原智恵子は）お前とお似合いだぞ」ってとこ、まさに。おふたりこそお似合いだキラキラおメメ。あと弓矢の捌き、車の運転、大人っぽい仕事は和田浩治が受け持つヤングアンドフレッシュ。タバコ吸うのも和田浩治だけ。
