このホラー、スリラー、パニック企画、ラスト2本。
本当は『スクリーム4』を観たかったんだけども、手元ですぐに観れず断念。
また次の機会に。
そして代打でSFスリラー『アイアムレジェンド』。代打にしてホームランバッターをチョイス。
ウィルスミスの、ウィルスミスによる、ウィルスミスのための映画。
俺は結構好き。中盤やや後半に差し掛かるまでほぼほぼ人類は彼1人。それと相棒の愛犬。
それでも映画が成り立つ。
この荒廃したニューヨークで細々とでもダイナミックに生計を立てる筋肉隆々のウィルス学者。
ウィルスにより感染した人が次々に闇に蠢く生物になってしまう。
これを救うべくたった1人でグラウンドゼロのニューヨークに留まり、抗体の研究に明け暮れるウィルスミス。
基本的に人間がいないので終始物静かな展開なのにワクワクするこの感じが好き。まさに「ラストマン・スタンディング」。
何回も観てるけど、なかなかこの画角で力強く最後まで迫力を保てるウィルはスゴいと思う。
中盤からの展開も「実は俺だけではない?」的な今や“あるある”の展開ではあるが、だからと言ってすぐにそれに飛びついてニューヨークを離れようとしない彼のブレない使命感がカッコいい。
彼がウィルス学者っぽくない説はあるけど、逆にそれっぽい人を使ったら多分このワクワク感を保って寂しい画角でテンション高めの映画として成り立たないことは明らか。
勢いがある彼だからこその、絶妙な映画。